卒業生インタビュー

Prologue
「学び直す勇気が、人生を変えてくれた」
パソコンも、絵を描くことも、「自分には無理だ」と思っていた。
けれど心のどこかで、もう一度なにかを始めたい、という声も聞こえていた。
アートビスケットデザインスクールには、そんな「最初の一歩」を踏み出した人たちが集まってくる。
年齢も、経験も、性別も関係ない。必要なのは、ほんの少しの勇気だけ。
今回ご紹介するのは、パソコンスキルと絵画スキルをゼロから身につけ、人生を自分の手で塗り替えた二人の卒業生の物語。
彼女らが感じた喜び、戸惑い、そして得た確かな自信。
あなたがもし、これから何かを始めたいと思っているなら、
その背中をそっと押してくれるインタビューになるはずです。
Interview
登場人物
藤井 真紀奈さん(30代・女性)
元・事務職。イラストレーター、フォトショップ未経験からスタートし、現在は在宅フリーランスのイラストデザイナーとして活躍中。
中村 由美さん(40代・女性)
一児の母。長年主婦として家事育児に専念してきたが、自分の夢に挑戦するためアートビスケットデザインスクールに入学。現在は絵本作家として出版社に所属し、挿絵を手がける。
※画像は一部イメージを使用しています。

「最初は自信ゼロでした」藤井真紀奈さんの第一歩
——スクールに通おうと思ったきっかけは何でしたか?
藤井:会社と家の往復の毎日で、「何かを変えたい」と漠然と思っていたんです。もともと絵を描くのが好きで、でも独学じゃ限界があって...。気づけば、「絵もデジタルイラストも学べる場所」を探していました。
——入学前、パソコンに対して不安はありましたか?
藤井:ものすごくありました(笑)。マウスの操作すらおぼつかなくて...。でも、先生が本当に優しくて、どんな初歩的なことでも笑顔で教えてくれたんです。あの空気感が救いでした。
——印象に残っている授業はありますか?
藤井:初めてiPadで風景を描いたとき、「すごくいいです!」って先生に言われたんです。嬉しくて泣きました。自分が「できた」と思えた瞬間が、人生初めてだったかも知れません。
——このスクールを通して、何が一番変わりましたか?
藤井:自信です。「自分にも表現できるんだ」って思えるようになった。今では、SNSで自作のイラストを発信して、少しずつお仕事もいただけるようになってきました。

「優しいお母さんが一歩踏み出すとき」中村由美さん夢のカタチ
——このスクールに通うことを決めた理由は?
中村:子育てが少し落ち着いて、自分の時間が持てるようになった頃でした。小さい頃から絵を描くのが大好きだったんですが、主婦としての生活の中で、いつの間にか手放してしまっていて。40代になって、「今、もう一度夢に向かってみたい」と思ったんです。
——最初、不安はありませんでしたか?
中村:ものすごくありました。周りは若い方ばかりだろうなって。でも、行ってみたらびっくり。年齢も幅広く立場も関係なく、みんなが「学びたい人」として平等に接してくれて、すぐに安心できました。最初は慣れるために、プライベートレッスンからスタートだったから、余計に安心だったのかも。
——印象的だった出来事はありますか?
中村:「自分の描いた絵でストーリーを作ってみましょう」という課題があったんです。昔から、絵本が大好きだったので、「あ、これが私の道かもしれない」と感じました。そこから、ポートフォリオを作り、先生に紹介してもらった出版社に応募したところ、今では挿絵を担当する絵本作家として活動しています。
——絵本作家になるなんて、すごいですね!
中村:まさか自分が...っていうのが正直な気持ちです。でも、ここに通ったからこそ、夢が「遠いもの」ではなく「手の届くもの」に変わったんです。主婦として家族を支える毎日も誇りでしたが、今は「母ではない私自身」を感じながら、描いています。
「技術」だけでなく「自信」もいただけた場所
——お二人にとって、このスクールはどんな存在でしたか?
藤井:もう一度、自分を信じ直すきっかけになった場所。絵もパソコンも苦手だった私でも、ここでなら大丈夫って思えた。
中村:私にとっては、「母」でもあり「一人の人間」として、夢を追っていいと教えてくれた場所です。ここでの出会いや時間が、人生を変えてくれました。
編集部 Lisa より
「今さらではなく、今こそ!」
そんな思いから、人生を動かした女性たちの物語。
アートビスケットデザインスクールは技術だけでなく、その人本来の輝きを引き出す学び舎です。
あなたも、心の奥に眠っていた夢に、そっと筆を走らせてみませんか?
藤井さん、中村さん、ご出演ありがとうございました。
